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野球のグローブの買い替えと修理の目安について

野球グローブは、試合と練習を重ねるほど手の形に沿い、唯一無二のフィット感を生み出します。だからこそ「替えどき」を判断するのは難しいもの。そこで、スラッガーグローブを製造する私たちが、買い替えと修理の目安を整理してみました。気軽に読み流しながら、ご自身の相棒と照らし合わせてください。

◆使用年数の大まかな目安
・高校球児:毎日酷使するため 1〜2年
・社会人クラブ:週3〜4回の練習で 2〜3年
・草野球プレーヤー:週末中心なら 3〜5年
ただし年数は“再塗装の回数”くらいの参考値。最終判断は状態チェックが基本です。

◆買い替えサイン
1)レザーオイルをたっぷり塗っても表面が灰色にくすむ
2)ポケットが浅くなり、握った後にボールがこぼれる
3)芯材が折れる音がし、手の甲に痛みを感じる
4)捕球音が「パスッ」から「カンッ」と高く変化する
これらが重複したら、新しい相棒を探すタイミング。

◆修理で延命できるサイン
・指先/ウェブ/ヘリ革の糸ほつれ
・革は元気だが紐が伸び切っている
・型は良いのにウェブが破れた
パーツ交換で元の捕球感がよみがえる可能性大。当社工房では即日修理からオーバーホールまで対応しています。

◆お手入れ3ステップ
①ブラシで土と汗を落とす
②乾布で水分除去し、風通しの良い日陰で乾かす
③少量の専用オイルを人差し指で薄く伸ばす
オイルは“ツヤが戻る程度”が適量。塗り過ぎは重さと劣化を招くので注意しましょう。

◆季節別の注意点
梅雨〜真夏:湿気と汗でカビが発生しやすい。乾燥剤入り袋で保管を。
秋〜冬:乾燥で革が縮む。加湿器のある室内で陰干しし、オイル頻度を1.5倍に。

◆練習量というもう一つの物差し
捕球 1万回 が節目。毎日250球なら約6週間、週末のみなら1年ほどで到達します。「ポンッ」ではなく「ペシャ」と潰れた音がしたら要点検。

◆まとめ
グローブの寿命はあなたのケアと判断力で伸ばせます。違和感を覚えたら迷わず修理、革の張りが戻らなくなったら買い替えを検討しましょう。今季の新作は軽量芯と耐久ステアレザーで握り心地が一段アップ。あなたのプレーを支える最高の一本を、ぜひお試しください。

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